勤めていた建設会社から独立してもうすぐ13年になります。
独立した理由は、僕は会社では主に新築住宅を設計する部署にいたのですが、今後、日本の人口が減り、新築需要が減るとリフォームの時代が来ると思ったし、住宅以外の一般建築も、もう一度やってみたいと思ったからです。
会社では、先輩にも後輩にも恵まれて、とても居心地が良かったし、かなり責任あるポジションを任せてもらっていて、仕事内容も楽しかっのですが、36歳の自分としては建築設計者として身を振る最後のチャンスになるのでは・・・と思いました。
20歳で建築を始めるときに、僕は建築学科を出ていないので、最短の32歳で一級建築士を取り、40歳で独立、という目標を立てました。とりあえずこれは、ちょっと速いペースでクリアできました。。。が問題はここから。
僕は建築を始めた20歳のときに、その先の目標を立てないまま独立してしまったので、今、もっと先の目標を立てることに苦労しています。
自分が心から出来る!! と信じれる、明確な目標がないと、人間の成長は止まります
若いとき、いかに大きな目標を立てれるか?は人生を成功させる上ですごく大切なことです。
だから、できるだけ若いうちに、笑われるような大きな夢を描いて、馬鹿みたいに取り組むべきだと思います。
20歳のときの「独立する」という目標、36歳のときの「リフォームや一般建築も設計したい」
・・・それぞれのタイミングで行動指針はあったのですが、本来、もっと必要なのは、
一貫して根底にある「思い」のようなものです。
俗にいう「ビジョン」とか「人生目的」とか言われるものですが、会社としては経営理念に近いものだと思います。
ここ数年そういったものを探していたのですが、なかなか心からしっくり来るものは簡単にはできません。
また、今の自分に合った
丁度いい目標(数年単位で超えたいハードル)というものも簡単に見つかるものではないです。
「高ければ高い壁の方が、登ったとき気持ちいいもんな・・・」とミスチルの桜井サンも歌っていましたが、この壁の意味が少しわかってきました。
高い壁は誰にでも手に入るものではなくて、欲しくても手に入らない場合もあるということ。
自分の能力と今の状況、社会情勢などが丁度良く合った壁が目の前に現れ、タイミングが合っていいペースで登り続ける。。。。急成長して高いところに上っていく人はこんなイメージでしょうが、これは奇跡というものかも。
「ものづくりが好き・・・」「建築が好き・・・」
これだけで30年やってきたように思いますが、偶然、壁が現れてくれないならば、やっぱり自分で壁を作るしかないねってことで。
次の10年を充実させる為に丁度良い高さの壁を作って登ろうと思います。
※27日 3月 2019年ブログリライト
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